タグ ‘府中郷土の森’ の記事

桜・桜・桜

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今年は暖冬ではあったが桜の花が開き始めてから花冷えがあり、満開を迎えてからは
穏やかな日が続いたため例年よりも長く花を楽しめた。
昨晩も近所の桜を確かめてみたがこの天候が続けば今週末には桜吹雪が堪能できるかもしれない。

さて、本文である…

この季節の愛読書、桜守の佐野藤右衛門さん「櫻よ」に「桜は満月に向かって咲く」
と断言されている。今年はなるほど確かにそうだと思った。明日あたりが満月だろうか。

これは先週金曜日の撮影。15:00近くに昼月がかかっていた。
西日に輝く桜が良いアクセントになっている。
(イメージャーのごみはご容赦ください…)

DSC09056.JPG

α900 + AF70-300mm/4.5-5.6G@300mm/F5.6
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ほぼ予想通り、大國魂神社の枝垂桜は金曜日の午後にピークを迎えた。
が、やはり暖冬の影響で花付きは良くなかった。
偶然だが去年もほぼ同じ構図で撮影している。
(レンズは去年はSTF、今回はSAL70300Gだった…)
こちらの去年のショットと比較してみてほしい。
ボリューム感、花の色合い、ともにまったく違うのがよくわかる。
去年の冬が近年に無く厳しい寒さだったせいだ。

DSC08770_2.JPG

α900 + AF70-300mm/4.5-5.6G@135mm/F5.6
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今回は最新鋭のソニーGレンズ、70-300mm/4.5-5.6G(SAL70300G)を投入した。
私にとってはDT16-80/3.5-4.5ZAについで二本目のソニーレンズ。
この手の新しいレンズはどれも優等生で破綻が少ない。特にコントラストの高い
場面でのフリンジが皆無であること。色のりも良いと思う。

DSC08798.JPG

α900 + AF70-300mm/4.5-5.6G@300mm/F11
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同じくSAL70300Gにて。

DSC08810.JPG

α900 + AF70-300mm/4.5-5.6G@230mm/F11
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ほぼ同じ構図で、ミノルタAF100/2.8SoftをSoft効果0で絞って。
露出の微妙な違いもあるが、私はこちらの階調表現の方が品があって好みだ。

DSC08855.JPG

α900 + AF100mm/2.8Soft@F8
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次の二枚は、個人的な定番の AF100/2。

DSC08876.JPG

α900 + AF100mm/2@F2.8
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こういう構図ではこのハイキーな感じがたまらなく好きだ。

DSC08890.JPG

α900 + AF100mm/2@F2.8
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ほぼ満開の全体を絞って。このレンズは絞ってもいい描写をしてくれる。
(サムネイルでは画質が落ちてしまい今ひとつわからないですね…)

DSC08898.JPG

α900 + AF100mm/2@F11
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次は三枚をSTFにて。
この擦硝子状のボケはやはりこのレンズ特有の賜物だと思う。

DSC08966.JPG

α900 + STF135mm/T4.5@T4.5
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DSC08969.JPG

α900 + STF135mm/T4.5@T4.5
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DSC08980.JPG

α900 + STF135mm/T4.5@T4.5
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郷土の森の薄墨桜。
撮影で薄墨の色合いを出すのは至難の業だと思い知ったが少しは雰囲気が
伝わるだろうか…この例は西日に助けられている。

DSC09014.JPG

α900 + AF70-300mm/4.5-5.6G@70mm/F4.5
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最後に、SAL70300G+染井吉野を。
上にも述べたが、エッジ部のフリンジが皆無なのは、デジタル時代の設計なのだと
納得する。守備範囲は広いだろう。F値は暗めだがこれが約7万円で購入できるのは
良心的だと思う。世間の評判が良いわけだ。

DSC09075.JPG

α900 + AF70-300mm/4.5-5.6G@130mm/F5.6
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DSC09079.JPG

α900 + AF70-300mm/4.5-5.6G@130mm/F5.6
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DSC09083.JPG

α900 + AF70-300mm/4.5-5.6G@130mm/F5.6
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SIGMA 50mm/1.4 EX DG HSM 自由演技

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今回はこのレンズの自由演技(?)。

一枚目はいつもの都電のヘッドランプ部分のアップ(F2.8)だが、どうもこのレンズは
露出が明るめに出る傾向が強い。
絵の好みにもよるのだろうが、F4 よりも明るい絞りでは露出補正をアンダーに当ててやる必要があるかも。

DSC07546.JPG

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α900+SIGMA 50mm/1.4 EX DG HSM@F2.8

二枚目はすみれをF2.8で。なにしろ、-2EV 補正をかけないとこの絵にならない…

DSC07627.JPG

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α900+SIGMA 50mm/1.4 EX DG HSM@F2.8

以下はこぶしの花をF2.8/F8にて比較。
絞ると露出が落ち着いてくる気がする。

DSC07633.JPG

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α900+SIGMA 50mm/1.4 EX DG HSM@F2.8


DSC07638.JPG

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α900+SIGMA 50mm/1.4 EX DG HSM@F8

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各社50mm/1.4対決その2

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前の記事と同じ日に撮影した写真から、花ニラを被写体として。

今回はそれぞれの開放の写真を上げる。
今回もボケの滑らかさではSIGMAに軍配が上がる。
が、このレンズはやはり開放ではハロが目立つ。
そして、もうひとつ。50mmの開放でこのボケの滑らかさを必要とする場面は
どういうときだろうか、という問題もある。
ポートレートでは活きるだろうが 85/1.4G があるではないか、という話になる。

さて…

マルチパターン測光+絞り優先で撮影した(のが間違い?)のだが、α900はSIGMA=1/5000、
MINOLTA=1/8000を選んできた。SIGMAでハロが目立つのはそのせいもあるかもしれない。
前回の記事でも同じ傾向なので、そういう相性なのだと思う。撮影後のヒストグラムを
見るとSIGMAは明らかに違う傾向を示すので不可解な面もあるが、それはマルチパターン
測光のアルゴリズムとの乖離を示すものなのだろう。
SIGMAで撮影したヒストグラムはいずれも輝度の低いほうに山がくる傾向が強い。

いずれにせよ次の機会では、マニュアルモードでデータを揃えようと心に誓った。
(でも、すぐ忘れてしまう…)

SIGMA 50mm/1.4 EX DG HSM

DSC07556.JPG

MINOLTA AF 50/1.4

DSC07563.JPG

Planar 50/1.4 (α改)

DSC07576.JPG

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各社50mm/1.4対決

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今回はかなりマニアックな記事。

日曜日はよく晴れて気温も上がり久々の小春日和だった。
子供を連れていつもの府中郷土の森にでかけた。梅は完全に終わっていたのが残念。

兼ねてから気になっていた SIGMA 50mm/1.4 EX DG HSM(α)が土曜日に届いたので
MINOLTA AF 50mm/1.4, CONTAX Planar 50mm/1.4(改) を比較のために持ち出した。
この件では何回か記事を書くと思うが、まずは第一弾。

クロッカスを被写体に比較してみる。
まず、F2.8 でのそれぞれのレンズの描写。
被写体への距離はほぼ 70cm 程度。

SIGMA 50mm/1.4

DSC07600.JPG

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α900 + SIGMA 50mm/1.4 EX DG HSM@F2.8

MINOLTA 50mm/1.4

DSC07607.JPG

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α900 + AF50mm/1.4@F2.8

Planar 50mm/1.4

DSC07614.JPG

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α900 + P50mm/1.4@F2.8

以下は、ピクセル等倍に引き伸ばした絵のキャプチャー。
左からSIGMA, MINOLTA, Planarの順。

最初は開放 F1.4 の絵。参考のためにヒストグラムも表示してある。
まず、中心部。
少し露光オーバー気味なのは割り引いても、いずれもハロ気味な絵になってはいる。
これは大口径レンズではしょうがないだろう。
が、SIGMAのこのレンズは前玉をf1.2相当で設計して、内部のフレアカッター
によって実質f1.4になっているという前評判だったのでこの点は少し意外だった。

50mm-1.4-1.JPG

が、次の絵が衝撃的。
中心部の少し上の部分のピクセル等倍。
SIGMA のぼけの滑らかさが圧倒的なのがわかっていただけると思う。

50mm-1.4-2.JPG

次はF2.8の比較。
一枚目ではP50/1.4の被写界深度が深めに思える。
二枚目ではP50/1.4のアウトフォーカス部分がシャドーに落ちていて好み。
が、これは微妙な露出の違いによるものかも、という気がする。


50mm-2.8-1.JPG


50mm-2.8-2.JPG

次はF5.6の比較。
ここでも、P50/1.4 の被写界深度の深さが目立つ。
近中距離で撮影すると、P50/1.4 は画角が相対的には狭く感じるので単純には逆なはずなのだが、レンズ構成などによる差なのだろうと思う。
また、いずれの絵でも Planar の紫の出方に好感が持てる。


50mm-5.6-1.JPG


50mm-5.6-2.JPG

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APL125mm/2.5+P50/1.4@郷土の森

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今日は良い天気だった。
ちょっと朝寝坊してしまったが午後からいつもの郷土の森に。
まだα900で使っていなかったアポランサー125/2.5とプラナー50/1.4(改造)を持ち出した。
APL125/2.5はご存知のとおり、フォクトレンダーのレンズの中では唯一(だと思う)αマウントがあるレンズ。プラナー50/1.4は昔のエントリーで書いたとおり、マウント改造したものである。
梅祭りもこの土日で終わりらしいが、暖冬のせいで梅はほとんど終わり。
主に梅以外の被写体を拾ってみた。

APL125/2.5 はマクロレンズなことを思い出し、草むらの小さな花を。
もともとあっさり傾向の色ではあるが、この描写はやはりマクロなんだなぁと思わせるものがある。この枯葉のあたりの表現が私は好きだなぁ。

DSC07278.JPG

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α900+APL125/2.5@F3.5

同じく、APL125/2.5で梅。
やはり、背景はちょっとうるさいかなぁ。

DSC07280.JPG

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α900+APL125/2.5@F3.5

さて、プラナー50/1.4である。
本当は、昔のエントリーにある三月人形を撮りたかったのだが今年はなかった。
(この一ヶ月ずっと期待して訪れていたのだが結局出てこなかった…)
今回の写真はこの郷土の森に移設された、旧役所である。
不思議なのは、α700で使ったときよりもピンあわせが難しかったような印象。
単に条件(光量など)の問題なのか、相性の問題なのかは不明。
(実は私の視力低下が原因かもしれない…それは寂しいなぁ。)
なのだが、開放で撮ったものは全滅。
以下、F2.8 なのだが、それでも甘い。
しかしこのレンズの味を見てもらうために上げますぅ。

一枚目は入り口のスナップ

DSC07366.JPG

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α900+P50/1.4@F2.8

「町長室」

DSC07368.JPG

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α900+P50/1.4@F2.8

再び入り口のスナップ

DSC07369.JPG

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α900+P50/1.4@F2.8

再び、APL125/2.5を装着して。
そうそう、マクロなんだよな、ということでこんな絵を。
葉ボタンです。

DSC07398.JPG

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α900+APL125/2.5@F5.6

やはりこういう絵が好きだなぁ、私は。

DSC07421.JPG

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α900+APL125/2.5@F2.5

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