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新顔

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久しぶりに我が家のリスニングルームに新顔がやってきた。
国内ではあまりメジャーではなさそうな、B&WのCM4である。
矢野顕子さんがニューヨークの自宅で使われているとの噂もちらほら。
あちこち大きめの傷もあり、片側のツイーターのドーム部分も
ヘコミを直したあともあったりで訳あり格安だった。

これが素晴らしい結果だった。
B&Wというと少し暗目の音を想像していたのだが、このSPは違った。
良い意味でB&Wらしからぬ明るめの音。

ボーカルも適度に前に出てくるし、音に立体感があると同時に定位が
素晴らしい。ピアノはB&Wのお家芸なので言うまでもないが、
バイオリンのすすり泣くような響きもうまく出ている気がする。
が、やはり本領発揮は小ぶりなアコースティック系かと思う。
ピアノとギターのアンサンブルなどを聴いていると、ぞくっとすることが
しばしば。

それにあわせて、ビジュアルな佇まいもなんともおしゃれだ。
我が家には似つかわしくないくらいだが…
初夏の太陽が注いでいるフローリングのリビングに置いたりするのが
似合いそうなデザインだ。

いやー、とにかく参りました。降参です。
もっと早く出会えていれば…

追伸: このSPをベースにして音作りすることにしました。まずはDACです。
追伸2: Web 上にあまり情報ありませんが、クロスオーバーは 150Hz, 4Khz
らしいことがわかりました。2.5 way という記述もあったのですが、どういう
意味でしょう?
追伸3: FT17Hを入れてみた。ボーカルのセンタリングはSTでかなり制御可能な
ことがわかった。やはりちょっと強すぎるな。定数を変えなければ。また、
うちの視聴環境(べた座り)では、STの位置がトールボーイSPの上では高すぎる。
調整必要。


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電流帰還アンプ箱入れほぼ完了

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まだ配線の最適化をしていないが、とりあえず箱に封じ込められそうだ。

フタを開けた状態。

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とりあえずフタを閉めて前から。

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ついでに、壁コンセントをホスピタルグレードのものに変更。
入門編の定番中の定番、松下電工 WN1318。

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Magnat Vintage450

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先週予告した、「新しいスピーカー」である。
元々、Vintage120 を愛用してきてその音が気に入ってQuantum605を
試聴なしで輸入したのだが、長く聴くにつれてどうも方向性が違う
ような気が強くなってきた。
どうも、このシリーズは A/V にフォーカスしているように思える。

そんな折、オークションで 120 と同じ Vintage シリーズの上位機種 450 が
出た。これ以上 Magnat のスピーカーを増やすの?と躊躇もしたが、なかなか
出てこないものなので一度は聴いてみるべし、と悩んだ末に落札。
我が家にやってきた。

120 と同様に、M506-R のバイアンプ接続で聴いてみる。
さすが同じシリーズ、音の傾向は似ていて好みだ。120 と比較すると…
* 音場は広い
* 低音に余裕を感じる。無理なく、キレの良い低音。
* ボーカルは 120 よりも乾いた感じ。好みは 120 の方。
* ボーカルの押し出しは 120 の方が強い。
が、120 では苦手だったクラシック系もうまくこなしてくれそう。

問題がひとつあって、背が高い。
リスニングルームの斜め屋根側に収まらない。うーむ、困った。


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Matrix 805

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縁あって、B&W Matrix 805 が我が家にやってきた。
近所のハードオフに佇んでいたものを保護してきた次第。
(ハードオフにこういうハイエンドのものがあることに驚きもしたが…)

ハードオフの方々の対応は非常に良かった。
忙しい中、試聴をさせてもらうことができただけではなく、試聴用のCDを持参して
いなかったため、店頭の販売用(中古)CDを勝手に選んで使わせてもくれた。
しかも、嫌な顔ひとつせず。
その心意気だけでも購入しなくちゃ、なのだが自宅に持ち込んでの結果も
非常によかった。

何よりも立体感がある。
ボーカルの押し出し感は強くないのだが、特にライブ盤を聴くと会場の
雰囲気などをうまく再現してくれる。つまり、音域再現ではなくて空間再現と
いうことなのだと思うのだが、なるほど、こういうことかと思った。
「つくり」としてのフィニッシュも素晴らしいものがある。
このご時勢にあちこちで失われているものを気がつかせてくれた気がする。

が、実はこのスピーカーを使ってスタンドに不満が出てきた。
箱鳴りを抑制しきれないのである。
この迷宮に入りたくないからこそフロアスタンディングにこだわってきたのだが…
かくしてきりがない。

そして、週末にはもうひとつスピーカーがやってくる。
お楽しみに…

そろそろ本格的に普段使いしないものを整理しないとなぁ。


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トロイダルトランス

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先週末に少し時間ができたので、懸案だった DAC (FN1242-2)のアナログ部の
電源トランスを実験的に変えてみた。変更する前は通常の EI トランス、
18-0-18 0.2A のもので、変更後は写真のトロイダルトランスである。

このトランス、100VA のものを一個 500 円で入手したのだが、そこはそれ
くせがある。もともとは一次側 200V、二次側 24V という仕様。
100V 系で使えば 12V は取り出せる。
まぁ、トロイダルなので二次側を巻き直せば自由自在という意図で入手したもの
ではあるが。

で、無改造の状態でこれを二個使ってトランスを入れ替えてみた。
なにしろ、500mW も消費しないラインアンプ部分に合計 200W のトランスを投入
なので無駄というか余裕ありありではある。

結果はやはり良い。
まず、ボーカルの定位が飛躍的に良くなった。また、高域が伸びる。
無理なく高域のピークが再生できる、という感じ。

以下、いくつか試聴した曲の印象。
Tiffany/AmazingGrace
ボーカルの定位が良くなる。スピーカーが消える。高域が澄み渡る。
藤田恵美/Desparado
ピアノの低域が力強い。ボーカルの息づかいがよくわかるようになった。
チェロの低域がリアルすぎるほど。
岩崎宏美/PRIDE
ボーカルの定位はやはり良くなる。声も艶やかに。余韻が美しい。
バックの演奏とボーカルの分離も良くなる。

この後にもとのトランスに戻してみたがやはり違いはわかる。
プラシーボではなさそうだ。
意外だったのは、低域が改善されるものかと思っていたが、それだけではなく、
定位が良くなったという点。ボーカル物が好きな私としてはこれは重要だ。

というわけで、一度経験してしまうとやはり箱入れの前にトランスを
新調する必要がありそうだ…
さすがにこのトランスをそのまま入れるわけにはいかないので。


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夕陽に映えるアルミコーンはいつ見ても美しい。

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追伸:
秋月の3300uF/50V Nichicon/KMG(@25円)コンデンサを last buy で200個購入した。
ほぼこれで在庫は尽きたようである。
コンデンサとはいえ、さすがに200個あるとずしりと来る。
自作用途には数年はこれで持つだろう。

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